職人さんへの敬意が大切、そしてオゾンクラスターは最高だった

お疲れ様です。

税理士の浅原です。

今日は半日ほど、賃貸物件のリフォーム作業をしていました。

ほかの賃貸オーナーさんたちは、どうかわかりませんが、

私自身は、リフォーム作業に首を突っ込んでいくタイプです。

今日は、そういうスタイルの賃貸経営をしていて良かったと感じたので、

少し書いてみたいと思います。

久々のハードな汚部屋。敷金精算について考える

ようやく、手直し箇所の確認と
細かいゴミの掃除が終わって撤収。
自分のビジネスだからこそ、真剣になれる。

作業のやり残しを早めに見つけられる

リフォーム作業をお願いしていた職人さんから、「作業が完了しました」という報告を受けたので、

確認を兼ねて現場に行きました。

お願いする作業が多くなればなるほど、作業のやり残しや不完全な作業箇所が出る可能性が高まるので、

ボリュームの多い工事ほど、完了後の確認は、早めに行うよう気を付けています。

今回も、やはりいくつかの点で、不完全な作業箇所ややり残しが見つかりました。

クッションフロアが浮いている。
材料への糊付けができていない。
こちらもクッションフロアの浮き。
出入口付近なので、このままだと早い段階で、
めくれてきてしまうかも。

作業のやり残しが出ること自体は、問題ではありません。

やり残しがあるからといって、職人さんに怒ったり、きつく注意するようなことは、避けるべきです。

人間ですから、お互いミスもありますし、発注する側の指示が不十分だったのかもしれません。

依頼主と職人さんは、あくまで対等な関係です。

洗面化粧台、きれいに設置してくれているけど、
何か違和感あるな・・・と思って見ていたら、
バックパネルの取付を忘ている。
ミラーキャビネットの位置が低すぎて、
筆者の顔が鏡に映っていない。

一番問題なのは、やり残しが見つかったのが、次の入居日の直前、というパターンです。

次の入居日まで、もう時間がない。どうする?

「時間というのは、作り出すものですよ!」的なスローガンは、意味がありません。

職人さんたちは、一仕事いくら、というシステムで生計を立てているので(ミートゥーですけど)、

仕事のスケジュールに空きがあることを嫌います。

その結果、職人さんの直近のスケジュールは、埋まってしまっていることが多く、

物理的に無理なものは無理、となってしまい、

不完全なリフォームのまま、次の入居者さんに入居していただくことになってしまいます。

そうならないためにも、作業完了後の早めの確認、はとても重要です。

早めに不十分な箇所を見つけることで、時間にゆとりをもって手直しをしてもらえば、

私も業者さんも入居者さんも、お互いに助かります。

古くなったドアレバーを交換しようと思って、
エンチョーやカインズを回ってみたけど、
寸法の合うものがなかった。
やむを得ず、古いレバーを再度取り付ける。
パナホームの物件は、規格が独特すぎて、
リフォームの時に困ることが多い。
本ブログの内容とは、直接関係ないですが、
入り隅(と言うらしい)も、
見た目はおしゃれかもしれないけど、
巾木の寸法が合わないので、すごい困る。

職人さんからアイデアをもらえる

ちょくちょく現場に足を運ぶことで、職人さん達とお互いに顔を覚えて、仲良くなれます。

その結果、今回は、本当に助かりました。

今回のワンルームのリフォームでは、退去者のタバコの臭いをどうするかが、

非常に難しい課題でした。

通常、お部屋についた臭いは、天壁のクロスを張り替えて、

窓やドアや柱、換気扇などをクリーニングすれば、たいてい臭いがしなくなります。

しかし、今回は、それではすみませんでした。

クロス貼替は、室内全面を行って、細部のクリーニングまでしっかりしてもらったのに、

タバコの臭いが残っています。

お部屋にいると、肺が苦しくなってきます。

とてもこのままでは、次の賃貸には出せない。

おそらく、退去者さんが換気をせずに、室内でタバコを吸っていたため、

タバコの煙の成分が、クロスを通り越して、壁の下地ボードにまで染み込んでしまっているようです。

「せっかくクロス貼替が終わったのに、もう一度剥がして、ボードからやり直しか!?」と、

がっくり来ていた私に、その場にいた職人さんから、

「『オゾンクラスター』を使ってみますか」と、提案をいただきました。

オゾンガスが臭いの元を除去してくれる頼れる装置だよ、ということで、

ワラにもすがる思いで、やっていただきました。

現場の写真を撮り忘れたので、
アマゾンから画像を拝借

Amazon.co.jp: オゾン発生器 オゾンクラスター1400 業務用 オゾン発生量1400mg/hr ホテル 車内 消臭 : 産業・研究開発用品

結果、あれだけひどかったタバコの臭いが、

オゾンクラスターを一晩稼働させたことで、全く匂わなくなりました。

アドバイスをくれた職人さんを、胴上げしたい気分です。

このアイデアがなかったら、残り1週間で、下地ボードの全面貼替という、

悪夢のような作業を依頼するほか、対応方法がありませんでした。

本当に、この職人さんには、感謝しかありません。

ほかにもこの職人さんからは、事故物件の特殊清掃に使う消臭剤、という、

私にはとうてい思いつかないようなアイデアもいただくことができました。

(そうか、このタバコの臭いは死体処理レベルか、と妙に感心しました)

職人さんと仲良くお付き合いさせていただいて、

困ったときに親身に相談に乗ってもらえるような関係をつくっておく、ということは、

賃貸経営をしていくうえで、非常に重要だと実感しました。

まとめ

自分でやってみればわかりますが、暑くるしい室内で、

糊と格闘しながらのリフォーム作業は、本当に疲れます。

加えて、他人の物件ですから、室内に傷をつけないように、終始注意していなければなりません。

現場で、汗を流しながら作業をしている職人さんには、本当に頭が下がります。

職人さんに、良い仕事をしてもらうためには、敬意を忘れないことが大切です。

今後も、職人さんとの関係作りをしっかりやっていきたいと思います。