浅原会計事務所は、こんな事務所です
「一人ひとりのお客様の対応に集中したい」
当事務所は、私が脱サラして始めた小さな会計事務所です。
そして、今もひとりで事務所を運営している最大の理由は、”↑これ”です。
私は、独立した後しばらくして、地元の老舗会計事務所を引き継ぐことになりました。
自営業をしていた私の祖父が、その老舗事務所に申告書作成を依頼していたご縁で、孫の私が税理士資格を持っていることを、その老舗事務所の税理士さんが知っていたようです。
その老舗事務所を引き継いだことにより、私が対応するお客様の数も多くなり、従業員も抱えることになりました。
隠さずに言えば、売上高も利益額も増えました。
しかし、お客様の数が増えたことにより、”ひたすら、多くの申告件数をこなすだけ”という毎日が続き、身体も精神も疲弊していきました。
そしてある時、お客様のことを「事務処理の対象」としか見ていない自分に、気が付きました。
「儲かっているのに、満足感や充足感がまったくない」
「方向転換しないとまずいな、、、」
考えた末、引き継いだ老舗事務所は別の税理士に譲り、ふたたび「ひとり事務所」に戻りました。
ひとり事務所だと処理能力に限りがあるため、お客様の数は少なくなりましたが、同時に、従業員の管理業務が消滅したため、自分の持っている時間や体力、経験値などのリソースを、すべてお客様に向けることができるようになりました。
いま私は、書類を書いているときも、データ分析しているときも、お客様のことを考えながら取り組んでいます。
「あのお客様の背景や、今までのやりとりを踏まえると、こちらを選択した方がいいかな」と考えながら仕事をすることに、とてもやりがいを感じています。
「やりがい」は、お客様との心のつながりがあってこそ、感じられるものです。
事務所の事業規模拡大よりも、一人ひとりのお客様との信頼を築き、より深めていくために、今後も私は、ひとりで事務所を運営していきます。
そんなわけで、税理士ひとりだけの小さい事務所なのですが、多数のスタッフを抱える大きな会計事務所に比べて、「小さい」ことにより次のようなメリットがあります。
【メリット①】 ご依頼には、オーダーメイドで対応いたします
わたしは、マニュアル対応が苦手です。
するのも嫌ですし、されるのはもっと嫌です。
マニュアル対応というのは、一人ひとりのお客様の事情は汲み取らずに、サービス提供する側の事情(主には効率化のため)によって成り立っています。
この点、大きな事務所や組織は、個別対応ではなくマニュアル対応が一般的です。
多数のスタッフや顧客を管理していくうえでは、何事にも形式的な対応をとっていかなくては、とても管理しきれないからです。
しかし、お客様が抱える事情は様々です。
当事務所では、可能な限り、お客様のご事情やご要望に合わせて柔軟に対応いたします。
- 「パソコンが使えない」・・・当方でデータ入力します
- 「簿記がわからない」・・・わからなくても大丈夫なやり方をお伝えします
- 「会計ソフトは使えないけど、エクセルなら使える」・・・エクセルを使ってデータ入力するやり方でいきましょう
- 「報告回数は、もっと少なくていい」・・・報告回数を減らしましょう
- 「車を運転できない」・・・私が訪問します
- 「面談はオンラインがいい」・・・ZOOMでのオンライン面談ができます
- 「グレーゾーンの取引について相談したい」・・・完全なブラックでなければ、ご相談に応じます
- 「銀行交渉を手伝ってほしい」・・・喜んで!
【メリット②】 相談・提案・回答・日常のやりとりまで、すべて同じ税理士が対応いたします
担当者の入れ替わりが激しい事務所や、あまり税理士が来てくれないような事務所で、残念な思いをした方は、ご安心ください。
(現在は、データ入力のリモートスタッフがおりますが、お客様との対応は、すべて浅原が行います)
【メリット③】 士業同士のネットワークで対応いたします
私の専門は「税務」ですが、事業経営をしていると、多岐に渡る問題点が出てきます。
私には幸い、懇意にしている士業同士や業者さんとのネットワークがありますので、私では対応できない業務は、他の士業の方をご紹介させていただきます。
具体的には次の通りです。
- 訴訟手続き、財産分与など・・・「弁護士」
- 会社設立、登記手続き、内容証明など・・・「司法書士」
- 給与計算、入退社、社会保険手続きなど・・・「社会保険労務士」
- 行政の許認可手続き・・・「行政書士」
- 不動産売買、不動産活用・・・「不動産仲介会社」
小さい事務所のデメリット
上記のメリットの裏返しとして、当事務所には、次のような面もあります。
これらの部分に期待している方については、私ではあまりお役に立てないと思います。
事務所はいつも、だいたい留守です
ひとりでやっている事務所なので、外出中は、事務所には誰もいません。
「いつ行っても、誰かが対応してくれる」という事務所ではありません。
同じ理由で、電話にも、すぐに出られません。
着信に気が付いて、電話ができる状況になれば、早めに折り返しのお電話させていただきますが、返信に時間がかかることもあります。(そのために、急ぎでない事務連絡や資料のやりとりは、LINEやメールでお願いしています)
仕事の仕上がりに、時間がかかります
これも、上記と同じ理由によるものですが、マンパワーに限りのある事務所なので、お預かりした業務の仕上がりに、他の事務所よりも時間がかかることがあります。
特に、業務の集中する12月~3月頃は、資料をお預かりした順番で随時仕事を仕上げていくのですが、元々やっつけ仕事はできない性格なので、どうしても一つ一つの仕事に時間がかかってしまいます。
法律上の締め切りには、必ず間に合わせますので、仕上がりにお時間がかかることはご容赦いただけると助かります。
アポイントは、午後にさせてもらっています
動ける人間がわたし一人しかいないので、急な予定変更にも対応できるように、面談のアポイントは、午後の時間帯に入れるようにさせていただいております。
また、家族と過ごす時間を確保したい、ということに加えて、遅れてしまった仕事を仕上げる予備日として、土曜、日曜、祝日は、事務所はお休みにさせていただいております。
税理士としてのスタンス
次のことが得意です
- 銀行交渉(資金調達、返済条件の交渉など)
- 財務改善の提案
- 複雑なことを、できるだけシンプルに説明すること
- 同じ質問について、何度でも「初めて答えるときのテンション」で回答すること
- 物事や方法論について、良い面と悪い面、両方を伝えること
次のようなことを、いつも考えています
- テーマの核心部分を、いつも忘れないように
- 思考や決断は、重労働である
- お金は重要だけど、気持ちも重要
- お金は重要だけど、お金以上に重要なものも、たくさんある
- お客様が今の生活を維持できるように支えていくのが、税理士の仕事
- 細かいことをちゃんとやることが重要
- 結果が重要だけど、プロセスも同じく重要
- 顧問先の社長や従業員さんと、気持ちが通ったと実感できたときは、とてもうれしい
- 相手の発言を理解するためには、その発言をするに至った背景事情にまで、意識を向けなければならない
- 取引で「得をした」と感じた時は、何かを見落としている、と警戒したほうがいい
- 相談を受けたり、新規の取り組みを考えるときは、まず最悪のプランから考える
次に掲げることは致しません
- できるだけ、専門用語や難しい言葉を使わない
- お客様をはじめ、他者に対し、高圧的な態度(いわゆる「上から目線の物言い」など)をとること
- 「あること」を「ない」としたり、「ないこと」を「ある」とするような、事実を捻じ曲げるようなこと
- 脱法志向の人に迎合すること
- 押しの強い人、何でもかんでも押し付けてくる人とは付き合わない
今後の税理士としての方向性
- ネットでの情報発信に力を入れる
- 独立開業を目指す方のサポートに力を入れる
- ペーパーレスを推進する
- オンライン打ち合わせ、紙ではなく電子データでのやり取りなど、お客様と当方、相互にとっての事務作業の効率化を進める
- 頭と体が動く限り、リタイヤ(現役引退)はしない
- 「お金」と「時間」と「健康」のバランスに気をつけてやっていく
- 今まで以上に、時間を大切に使う
- 新しい分野について、勉強を続ける
- 趣味やライフワークを大切にする