借主のウクライナ人と、今、私ができること

お疲れ様です。

静岡の税理士、浅原です。

私は税理士業の傍ら、賃貸経営をしておりますが、

保有している物件の一つにウクライナの方が住んでいます。

旦那さんが日本人、奥様がウクライナ人、というご家庭です。

普段から、「アレを直せ、ココをどうにかしろ」と、

口うるさくいってくる奥様で、

その度に、管理会社も私も「ハァ~」という状態で、

ここ数年、ちょっとした小競り合いを繰り返していました。

しかし、遠く離れた奥様の母国が、いまこのような状態であることを踏まえると、

奥様のご心中、察するに余りあります。

少し前に、奥様から、

設備修理の依頼が来ていましたが(まあ、これも大した不具合ではないのだけど)、

貸主借主間では、一足先に停戦ということで、

修理依頼の取次ぎをしておきました。

あと、お子様が駐車場にした落書きを、ちゃんと消しておくように注意しても、

全然対応してくれませんけど、

今回は、私が掃除しておきましょう。

下の子が作ったワンルームタイプのアパート。

戦争のリスク

第二次大戦の記憶も残っている中で、

現実に、国家間の侵略戦争が起きてしまいました。

私は、軍事評論家でもないですし、国際経済の専門家でもないですし、

そもそも大学を出ていないので、一般教養には全く自信がないのですが、

今回のロシアとウクライナで起きた事を見ていると、

日本が戦争に巻き込まれるリスクというのは、

まったくのゼロではないように感じます。

実際、世界には、紛争状態にあるエリアがどこかしらにありますし、

今回のウクライナ侵攻の前からも、「日本が戦争に・・・」という発想は、

私の頭の片隅にありました。

(当然ながら、いつもそんなこと考えているわけではありません。

ちょっとした人間関係のすれ違いや、嫌なことに遭遇したときに、

「国家間の摩擦ではなく、個人間の摩擦でよかったな」、

と思う程度のことです)

家賃をあてにしたセミリタイヤで、感じた怖さとは

それにしても、近隣に独裁国家がある、というのは、

正直怖いです。

民主主義化された日本で生きてきた私には、

独裁国家というのはなかなか理解が及びません。

三権分立のような権力バランスという発想がない独裁国家は、

権力の抑制機能がないため、国家元首が極端な行動に出たとしても、

自力でそれを止めることはできないのでしょう。

止められないし、止まってくれない。

やはり、日本が戦争に巻き込まれるリスクはある、ということを、

意識の中においておく必要があると感じます。

8畳ほど(キャラクター大)の風呂無しワンルームに、3人が暮らしている。

今の私ができること

基本的に、遠く離れたウクライナに対して、

今、私ができることは、寄付をすることくらいです。

そして、即効性はありませんが、私なりに、

私の周辺から争いごとを失くしていくため、

次のようなことを心がけています。

  • 攻撃されても、反撃はしない

・・・言葉での攻撃や嫌がらせなどに対しては、意識して、反論しないようにしています

  • 相性の合わない人とは、距離を置く

・・・経済的な利益のために、相性の合わない人と無理して付き合わないようにしています

  • 相性や、好き嫌いは関係なく、コミュニケーションはしっかり行う

・・・これが、私にとっては勝負どころです。

  • 許容できる損失は、受け入れる

・・・無理な帳尻合わせは、しないようにしています。経済的にも、物理的にも、精神的にも。

  • 訴訟はしない
  • 日頃から、質素に生活する

自分のなかに、攻撃性が全くないわけではありません。

「自分が損をしないために・・・」、

「踏みにじられたプライドをそのままにはできない・・・」などの理由で、

攻撃性を前面に出してきた時も過去にはありましたが、

今は、完全に方向転換しました。

理由は様々ですが、経験上言えることは、

「争いは、早く終結させるに限る」、

「エネルギーは、相手と仲良くするために使う方がいい」

ということです。

自分のしたことは、自分に返ってくる

空手やっていると、よくわかります。

空手は、自分のしたことが、すべて自分に返ってきます。

突きを出せば、突きが返ってきます。

強く出せば、強く、

軽く出せば、軽く返ってきます。

こちらから手を出さなければ、

見合う状態が続くことになります。

これは、空手に限りません。

ただ、日常生活で、このことが分かりにくいとしたら、

「もらった人」と「返してくれる人」が、別人であることが多い、

ということでしょうか。

「自分のしたことは自分に返ってくる」という法則を、

私は、人生を穏やかにするために、使っていきます。