お疲れ様です。
静岡の税理士、浅原です。
「私はオトコだから、どんなに暑くても日傘をさすわけにはいかない」
長いこと、ずっとそう思い込んでいました。
ただ、先般ギランバレーで入院して、退院したあとに、
晴れた日の午後の日差しのあまりの凶悪さに腰が引けてしまい、
「周りからどう思われようとかまわないから、日傘さそう」と、
従来の方針を変更することにしました。
早速、近所のイオンに買いに行ってみたら、「男性用の日傘」を売っており、
「これは渡りに船でござる」とばかりに、すぐ買って使ってみたのですが、
その快適さに感動しました。

女性用の黒いやつを買うつもりで行ったのですが、
思いの外、男性用日傘のラインナップがそこそこあって
(とはいえ、女性用日傘の10分の1くらいでしたけど)、
時代についていけてない自分を自覚。
日陰とともに移動できる
日傘を差して歩く、というのは、
物理的には、「日傘によって作り出された日陰とともに移動する」、
ということです。
どれほど強い日差しの中でも、常に日陰の中に身を置ける、ということが、
これほどありがたいことなのかと。
一度使うと手放せない、というのは、まさにこのことかと。
ウォシュレットや浄水器と同じく、
もう、夏場に日傘なしでの外出はありえない、という心境です。
しかし、日傘自体は、私が生まれる前から存在していました。
小さい頃、祖母が外出するときに、黒い日傘を差して玄関から出ていく姿を覚えています。
「雨降ってないけど、おばあさんは傘をさすんだね。おばあさんは傘が好きなんだね」
と思って見ていました。
なぜ、昔からあるこんなに快適で便利なものを使ってこなかったのか、すごく損した気分です。
まあ、それは言うまでもなく、
「日傘は女性のもの。オトコは黙って、日光に焼かれながら歩け」という
昭和の価値観に縛られていたことが理由なのですが。
思い込みに縛られて使えない
翻って、自分の生活を見渡してみると、
すでに身の回りに存在している「ありがたいもの」を、自分の思い込みによって使えていない、
ということが他にもありそうです。
例えば、「自分がオトコだから使えない」と思い込んでいるものには、次のようなものがあります。
- 日焼け止め
- 化粧水とか美容液とか(ネーミングを変えてもらえば、手を出しやすくなるのに)
- よく夏場にご婦人がつけている、二の腕くらいまである長い手袋
考えてみると、「体にかかる負担を減らす」という面から作られた商品は、
圧倒的に女性向けのものが多いように思います。
女性の方が、その点については素直なんでしょうね。
対して男性は、やせ我慢や忍耐を美徳と捉える面があるので、
日差しに耐える、暑さに耐える、寒さにも耐える、耐え続けて1年が終わってしまうのでしょう。
今回の入院を通じて、「無理しっぱなしの人生は本当にやめよう」と思っていたところなので、
私にとってはちょうどいい機会です。
今後は、過去の価値観や思い込み、自分の行動を制限する概念を薄めていって、
今現在の自分の生活を快適にしていく方向に、舵を切りなおすことにします。
まとめ
実際、人通りのある通りを、日傘をさして歩いた時、
すれ違う人々は私に対し、何の関心も持っていないように見えました。
「なんだなんだ~、オトコも日傘差してオッケーじゃん~」と軽い気持ちになりました。
思い込みというのは、本当にロスばかりです。
不快さを感じたら、その不快さとしっかり向き合いましょう。
その原因が、自分の思い込みであるならば、思い込みをはがして捨てればいいだけです。
思い込みであることに「気付けるかどうか」が、最初のステップです。

昨日の仕事
- 清水区興津のお客様のデータ確認
- 売買物件のスケジュールの打ち合わせ
入院したことで、諸々のスケジュールが変わってしまったので、仕切り直しです。