忙しいときでも、やりたいことを犠牲にしない

こんにちは。

税理士の浅原です。

今シーズンの所得税申告も、残すところあと一人です。

さて、例年12月~3月までの期間は、仕事が立て込む繁忙期になりますが、今回の繁忙期シーズンでは、「たとえ繁忙期でも、やりたいことはやる」という方針で、やってきました。

先日の魚釣りにて。夕暮れに、小魚釣って喜ぶ中年。

「いまこの瞬間しかできないこと」

だいたい毎年、忙しい時期は決まっていまして、私の場合は11月ごろから忙しくなり始めて12月下旬にいったんピークを迎えます。

そのあと、1月中旬からまた忙しくなって、それが3月中旬まで続く、というのがいつものパターンです。

繁忙期に入ると帰りが遅くなるので、帰宅した時点で、だいたい子どもたちは寝ています。

数日間、起きている子どもたちと接することがないまま、時間が過ぎていきます。

自分としては、仕事にやりがいを感じているので、「仕事が忙しいときにプライベートが犠牲になるのは仕方がない」と思って、子どもの体調不良などの緊急事態以外は、家族を劣後させていました。

しかし近年、「いくら忙しいといっても、本当にそれでいいのだろうか、これが私の望んでいたことなのだろうか・・・」と、この繁忙期の在り方について、引っ掛かりを感じるようになりました。

いずれ、子どもたちが大きくなって、中学高校と進むようになれば、一緒に過ごす時間は減っていくし、親としては多少さみしさはあるにせよ、そうなってもらわないと逆に困ります。

それならば、せめて小学校のうちは、家族で一緒に過ごす時間をちゃんと確保したいと考えるようになりました。

また、40代半ばとなった自分自身の健康のためにも、一時期だけ極端に仕事量が増えるというのは避けたい、という思いがありました。

それに、そもそも忙しかろうが暇だろうが、人生の残り時間は刻々と減っていくので、やりたいと思ったことは、そう感じたときにできるだけやっておきたい、と思うようになりました。

そんな中で、今回の繁忙期シーズンでは、次のことを実行しようと決めていました。

  • 土曜日曜は、休む
  • クリスマスの日は、早めに帰る
  • 週1参加のスポーツクラブは、休まない
  • 妻の誕生日(1月)は、早めに帰る
  • 下の子の誕生日(2月)は、早めに帰る

そして、これらを実行するために、何をしたかといえば、「早く帰ると決めた日には、何があろうと帰る」「土曜日曜の仕事のアポは、別の日に設定させてもらう」、これだけです。

収まるべきところに収まる

そういう意識でやってみたところ、次のような結果になりました。

  • 土日はちゃんと休んだ
  • 妻と下の子の誕生日も、本人たちが起きている間に帰ってこれた
  • スポーツクラブは1回休んだだけ
  • 繁忙期の仕事も、ほぼすべて仕上がった(申告期限が延長されたので、今年は全く問題ないですが、もし3月15日が期限だとしたら)

去年に比べてだいぶマシなプライベートだったといえます。

仕事量は、去年も今年もほとんど変わりなしなので、集中力強化により作業効率が改善されて、少なくなった作業時間内に収まった、ということだと思います。

やってみた感想としては、仕事とプライベートのバランスのとり方は、ある程度意思の力で何とかなる、ということです。

そういえば、かつての会社勤めしていたときにも、絶対このスケジュールではこなせないと思われていたことも、振り返ると何とかなっていました。(たとえば今月末から会社の本決算のとりまとめにかかる、というときに、監査法人の事業査定の対応をすることになり、腹を括らねばと思っていたら、抜き打ちの税務調査が来て「調査には2週間くらいかかる」と言われたとき)

しかし次回以降も、もし繁忙期はキツキツスケジュールの中で仕事をすることになると、仕事の質の低下の恐れがでてきます。

仕事の質の低下、というのは、お客様からの信頼のもとにご依頼をいただいている以上、私自身が受け入れられなません。

ですので、今後は仕事の進め方を見直して、その中から時間のゆとりを生み出していくことが課題です。

まとめ

近年、「ワークライフバランス」という言葉を聞くようになりました。

私生活と仕事について、バランスのとれたものにしていこう、という意味です。

仕事と私生活のバランスが取れていない人は、傍から見ていても、ちょっと危なっかしい感じがします。

もし、仕事を依頼している税理士が、家庭も顧みず働いているというのでは、なんだか仕事を頼む方も頼みづらくなりますね。

もともと私は仕事が好きなので、目の前に仕事があれば無視できない性格です。

意識して、仕事は少し抑え目にするくらいが、私の場合はバランスが良くなるのだと思います。

今後は、そういったことも考えて、仕事に取り組んでいこうと思います。