空手仲間とのフラットな関係。「ひとりで攻めて、ひとりで守る」のが性に合っている

お疲れ様です。

税理士の浅原です。

先週日曜に、磐田市で行われた空手大会を見に行ってきました。

同じ道場で稽古している若い方3名が選手として出場されるので、

サポートや応援も兼ねて、久々の遠出です。

本当は私も、その大会のシニアの部に参加したいと思っていたのですが、

ちょうど参加申し込みの時期に、稽古で骨折してしまったので、参加を見送りました。

4度目の骨折!骨は折れても心は折れず (´▽`)

惜しくも、同じ道場の選手たちは初戦敗退となってしまいましたが、

とてもいい試合を見ることができました。

40歳から始めた空手は、いま5年目に入りました。

これまでケガを繰り返しながらも空手を続けてこれたのは、

一緒に稽古に励む仲間の存在が大きいです。

空手仲間との関わりについて、書いてみようと思います。

空手の試合を間近で見るのは初めてです。
会場には独特の雰囲気があります。

価値観がシンプルかつ平等

私が通っている道場では、50代の師範を筆頭に、

50代が2名、40代が3名、30代が5名、女性が3名、高校生が1名、小中学生が35名ほど、

合わせて50名弱の人々が参加しています。

稽古が終わったあと、駐車場までの帰り道、大人達で会話するのですが、

当然ながら、皆さん社会人としてのバックボーンがおありで、職業も様々です。

お話を聞いていると、会社員をしている人は少なくて、意外とご自身でビジネスをされている人が多いです。

もっとも、空手の稽古においては、そのようなバックボーンは、全く関係ありません。

若者も年配者も、会社員でも経営者でも、資産背景のあるなしも、全く関係なく、

平等に稽古をしていきます。

空手以外の要素はすべてフラット、というのを、私はとても清々しく感じています。

すべての参加者や観客が、試合中の2人の動きに注目しています。

仕事を通じた人間関係では、知らず知らずのうちに、

上司と部下のような上下関係ができてしまうことが多いです。

やはり一般的には、お金を払う側の方が立場が強い、という世間相場がありますので、

私のようなお金をいただく立場の人間は、お客様に対して気を遣います。

また、当然ながら、仕事を通じた人間関係には、お金のやり取りがついて回りますので、

最終的にお金をいただくまでは気が抜けませんし、

お金をいただいた後も、アフターフォローや、次の依頼につなげるためのアクションなど、

常に気を張っていることになりがちです。

その点、空手はいいです。

空手の場合は、

「空手に真摯に向き合っているかどうか」、

問われているのはその一点だけです。

とてもシンプルです。

もちろん、気を遣わないということではなく、気は遣うのですが、

それはあくまで一般的なマナーの範囲でです。

私は、まだまだ動きが硬くて体も細くて、あらゆる点で未熟ですが、

稽古の最中は、目の前の課題に夢中になっているので、未熟であること自体を忘れています。

未熟なゆえに、周りの方に迷惑をかけることもしばしばありますが、

初級者が上達できるように皆でフォローしていく、というのも、

稽古の大前提として捉えてくれているので、ありがたい限りです。

40歳以上のシニアの選手たちです。
仕事やご家庭もあるでしょうに、すごいです。

バックボーンを通じた広がりもおもしろい

以前、仕事で独立を考えていた道場生の方から、

私が税理士をやっている、ということで、開業相談を受けたこともあります。

また、別の道場生で、今年、会社員を辞めて個人事業として独立した方がいて、

たまたまその方の仕事場が、私の保有している賃貸物件の近くなので、

近くを通った時に、その方の仕事場に寄って世間話をしていくことがあります。

空手という共通の趣味でつながった人達が、

今度はそれぞれのバックボーンの方でもつながっていく、というのは、非常におもしろいと感じています。

特に、空手の場合、日頃の稽古での殴り合いを通じて、

すでに言葉を超えた信頼関係ができていますから、

変な腹の探り合いのようなこともなくて、とてもさっぱりした関係でいられるのがうれしいです。

さりとて、あまりバックボーンの方に深入りしてしまうと、

万が一、そちらでトラブルが起きた時に、空手関係の方に影響が出てしまうのは避けたいので、

ほどほどにしておこうとは思います。

空手仲間から空手以外の話を聞くのは、とても楽しいです。

自分の世界が少しずつ広がっていくのを、実感できます。

次こそは、私もぜひ参加したいと思います。

まとめ

空手というのは、野球やサッカーのようなチームスポーツと違って、

「ひとりで攻めて、ひとりで守る」という特徴があります。

私は、チームスポーツが絶望的に下手なので、

チームメイトに迷惑をかけるの嫌で、個人競技しかしたことがありませんが、

周りの道場生を見てみると、同じように、個人競技の方が合っていると感じる人が多いです。

空手をやっている人に、個人事業主や経営者が多いのは、

そういったその人の個性が、仕事の方にも及んだ結果なのかもしれません。

「ひとりで攻めて、ひとりで守る」というのは、まさに私の仕事のスタイルでもあります。

私は、個人競技っぽいものと相性がいいようなので、

そういう視点を、今後も仕事で意識していこうと思います。

以上、お読みいただいて、ありがとうございました。