「実体験」と「本音」で書くブログ。

お疲れ様です。

静岡の税理士、浅原です。

会社設立に伴い顧問業務をご依頼くださったお客様と、先日お話したときに、

「実は、会社経営をしているうちの父親に、会社設立のことで相談した際、

『若い税理士はやめておけ』と釘を刺されちゃったんだよね」

と打ち明けてくれました。

私は、ドキッとしながら、

「これもご縁か、仕方あるまい」と思いました。

その時のことを書いてみます。

御殿場のイルミネーション。
日中とは違った美しさがあります。

ブログは役に立つ(こともある)

お客様はそのあと、お父様に私のホームページを紹介してくださり、

ホームページを見たお父様もお母さまも、その後ご意見を変えいただけて、

当初の予定どおり、当方で会社設立を進めさせていただくことになりました。

「良いことも悪いことも、ちゃんと書いてくれるこの人なら、大丈夫だろう」

とお父様が言ってくださった、とお聞きした時には、

思わず「おー-」、唸ってしまいました。

始めて、ブログを書いてきて良かったな、と実感しました。

ブログを書くときに気を付けていること

「良いことも悪いことも書くようにしよう」と思って書いていたわけではありませんが、

ブログをお読みになった方に、そのように感じていただけたことは、とてもうれしく思います。

ブログを書く上で、念頭に置いているのは、次のようなことです。

  • 本心で思っていないことは書かない

・・・個人的なブログで、建前を書くことに意味があるとは思えません。

本流から離れることになっても、常識に反することになっても、

本音を晒していきたいと思います。

  • 売上だけがブログの成果ではない

・・・ブログを続けてきたことで、思考の整理が進み、

税理士事業の方向性や、大切にしたいこと、遠ざけたいことなど、

普段いちいち考えないような事柄について、踏み込んで考えるようになりました。

この1年で、自分の思考や感情と向き合う、ということが習慣化されてきたように感じます。

加えて、幸いなことに、すでに既存のお客様がいらっしゃるので、

焦って売上を求めなくても、食べていくことはできます。

本当にありがたいことです。

  • ブログを読んでくださるだけの方も、お客様と捉える

・・・私自身がある程度の年齢になったからか、考え方が、

限定的ではなく拡張的になってきたように感じます。

以前は、「お金をいただけない方は、お客様ではない」と考えていましたが、

最近は、「売上0円のお客様がいてもいい」と思うようになってきました。

将来の見込み客、という意味ではなく、この先もずっと売上0円、という意味です。

有償のお客様と違い、0円のお客様は「浅原 → お客様」という一方通行なものになりますが、

それはそれでありなのかなと。

  • 個人的な経験や実感をモチーフにする

・・・言い換えれば、世の中の出来事や社会情勢などの時事は、ネタにはしない、

ということです。

狭い世界に生きている私が、時事について書くということに価値があるとは思えませんし、

私自身がやる気になりません。

静岡市とその近隣エリア限定で、経理と賃貸経営しかしていない私が、

情報を発信して唯一価値があるとしたら、その個人的な実体験のみ、だと思います。

今後もその一点を、ほじくり返していきます。

記念写真を撮ろうね、というのに拒否する我が子。
往来の中で、困り果てる父親。
どこまでも、まとまれない一家・・・

ブログが「財産」て、本当か

たまに、他の税理士さんが書いているブログを読むことがあります。

先日、読んだブログでは、「ブログは財産」という趣旨のことを、

書いている方がいらっしゃいました。

ブログは、自分の書いた記事がずっと蓄積されていくので、

続けていれば、ブログは財産になるのだ、と。

私には、まだその感覚はわかりませんし、

毎日2時間くらいブログに時間をとられて、

結構な負担になっていますけど。(財産というよりは前払費用的な)

とはいえ、そのブログの分野で成果を上げている税理士さんの言うことなので、

続けていれば、いつかは財産ぽくなるのかもしれません。

何事にも、「到達してからでなければ見えない景色」があります。

「税理士という景色」は、税理士試験に合格してからでなければ見えないし、

「代表取締役という景色」は、自分の会社を作ってからでなければ、見ることはできません。

このブログも、「今、財産ぽく見えたかも」と思えるくらいまで、続けていこうと思います。