逃げれば逃げるほど、トラブルは勢いを増してくる

お疲れ様です。

静岡の税理士、浅原です。

事業をしていると、トラブルを抱えることがあります。

どちらかというと、トラブルを抱えていないときよりも、抱えているときの方が多いです。

やはり、人間関係、お金、サービス、モノ、それらを動かす機会が多ければ多いほど、

それらが「動かない」事態に見舞われるのが増えるのは、致し方ないのでしょう。

トラブルに見舞われたときに、私が心がけていることを書いてみます。

雨天の運転は、トラブルに要注意。

逃げるべきトラブル

先に言っておきたいのは、ブログのタイトルからすれば、

「トラブルには積極的に立ち向かおう」という流れになるのですが、

立ち向かってはいけないトラブルもあります。

健康維持や生命維持、社会生活維持に、重大な影響を及ぼすトラブルです。

具体的には、災害、事件、暴力行為などです。

こういったものに立ち向かうには、日ごろからそれ用の訓練が必要です。

訓練なしにこれらに向かっていったら、事態はより悪化するでしょう。

幸い私は、災害や事件に遭遇したことはありませんが、

暴力行為にはたびたび巻き込まれることがありました(※)。

(※)一番多かったのは、カラオケ店でケンカに巻き込まれることです。だいたいアルコールが入っているし、複数人で連れ立っていくし、大声出して気が大きくなっているので、ちょっとしたことで勢いづきやすいのでしょう。カラオケ店は私にとって、レジャー施設ではなく、要注意エリアという認識です。

トラブルは、こっちが逃げると勢いづく

私は現在も、数件のトラブルを抱えています。

過去にも、大きいものから小さいものまで、何度もトラブル対応をしてきました。

うまく対応できたものもあれば、力及ばず、空中分解してしまったものもありました。

印象的だったトラブルがあります。

私はかつて、税理士紹介会社を利用していたときがあったのですが、

その利用に区切りをつけてから1~2年後のことでした。

かつて利用していた税理士紹介会社から、

「紹介した見込み客と浅原が結託して、紹介会社側に損害を与えた」という内容でした。

詳しい説明は省きますが、まったくのデタラメです。

しかし、現実に、紹介会社側の弁護士の言う通り、東京簡易裁判所から封筒が届いてしまいました。

封筒の中を見ると、訴状と一緒に、

「浅原から結託を持ち掛けられた」という見込み客の証言を記す書類が入っています。

全く身に覚えのないこととは言え、

訴訟のプロから狙われていると実感し、強い恐怖を感じました。

ただ、ここで腰が引けたらビジネスはやっていけない、と覚悟をきめて、

答弁書を用意し、単身、東京簡易裁判所まで出かけて、弁護士にぶつかってみました。

そうしましたら、思いのほか、弁護士側のリサーチが浅く、

結託の証言も法的には弱いことがわかり、結果的にこちらの言い分を通すことができました。

トラブルと向き合うことで、見た目ほどの脅威ではないことが判明した、という経験です。

しかし、もし、弁護士からの訴えにビビって逃げ回っていたら、

逃げれば逃げるほど、弁護士側は勢いづいたでしょう。

嫌だ、無理だ、敵わない。

そういう思いは、トラブルを実態以上に大きく見せてしまいます。

逃げ回ることで、「自分はトラブルよりも弱い存在だ」と、脳が自動的に認識してしまうのでしょう。

トラブルは、向き合えば勢いを止められる、逃げるとより勢いづく、というの確信の元になった経験です。

自分が登場人物に含まれていれば、それは自分のトラブル

トラブルは、1対1の関係で起きることもあれば、

1対1対1、つまり当事者の間に仲介者や紹介者が入っているような関係で起きることもあります。

私自身も、紹介者という立場でトラブルにあったこともありますし、

紹介された側として、トラブルにあったこともあります。

そういったやや複雑な関係の中で、トラブルにあってしまった場合、

そのトラブルの原因が私自身にはない場合であっても、

私は積極的にトラブルの解消に乗り出すように心掛けています。

なぜなら、

トラブルは、他人のせいにすると悪化していく、という経験則があるからです。

結局、他人のせいにする、というのは、精神作用としては、「逃げる」に近いのでしょう。

他人のせいにすればするほど、トラブルは勢いづきます。

それに、トラブルの原因が他人にあったとしても、

その案件のメンバーに自分の名が挙がっているなら、

自分自身の責任もまったくのゼロとは言えないでしょう。

ビジネスの儲けは、いつだって他人が運んできてくれるわけですし。

他者の力を借りてトラブルに立ち向かう

トラブルに向き合うには、強いメンタルが必要です。

押し込んでくる相手に対しては、押し返すパワーが必要です。

ただ、トラブルの内容によっては、

メンタルやパワーだけでは立ち向かえない、という場合もあります。

そういう場合、

トラブルの構造を整理し、効率的な解消手段を示せるのが、外部の専門家になります。

法律関係のトラブルならば、弁護士。

税金関係のトラブルならば、税理士。

お金に関するトラブルならば、金融機関。

専門分野に関するトラブルならば、その分野のコンサルタント。

ある程度、自分自身でトラブルに立ち向かってみたけど、なかなか事態の改善にこぎつけない、

という場合には、そういった外部の専門家の力を借りるのも、有効です。

その分野の専門家は、

背負っている荷物(トラブル)の、本当の重さ、本当の形、本当の背負い方を知っているからです。

昨日の仕事

  • 保有しているマンションでの騒音トラブル対策について、管理会社と打ち合わせ
  • 月末決済予定の物件について、契約書や重説の内容チェック
  • 上の子が「舞妓さんちのまかないさん」というマンガを欲しがっており、ゲームばかりしているよりはいいだろうと、書店に買いに行く。

しかし、マンガの正式名称を忘れてしまったため、店員さんに「京都のおばんざいアレコレ」とか、「京の食文化と伝統芸能」とか、見当違いなタイトルを伝えてしまい、目当てのマンガにたどり着けず。