「報酬の現金受け取り」を止めない理由

お疲れ様です。

静岡の税理士、浅原です。

税理士業務の報酬を、お客様から直接現金で受け取る場面が、

私の場合は、多くあります。

多くと言っても、全体の2割~3割くらいですが。

個人的には、

銀行振込だと、領収書やお釣りの準備もいらないので、

手間が減って助かります。

それでも、

「現金だと手間だから、振込にしてほしい」

という気にはなれません。

報酬を現金で受け取るたびに感じるのは、

その現金に込められたお客様の思いです。

「せんせー、今年もありがとうねー」という言葉とともに、

財貨を手渡す、という行為によって、

私への感謝の気持ちを表現しようとしているのだ、と。

お客様からいただいたお菓子。
いつも、心遣いがありがたいです。

「支払い方法」と「感謝」の関係

まあ、実際のところ、

そこまで考えてお客様が現金を用意しているわけでは、ないでしょう。

現金払いのお客様は、やはり年配の方が多く、

現金払いという習慣がしみついているのだと思います。

もっとも、決算申告書を作成していれば、

そのお客様が、すべての取引先に対して現金払いをしているわけではない、

ということも分かります。

明らかに、

現金払いのところ、銀行振込をしているところ、

と区別されています。

中には、

浅原にだけは現金払い、

というお客様もいらっしゃいます。

推察するに、

「習慣のみによる現金払い」は少なく、

「習慣」に「感謝の気持ち」が上乗せされると、

「現金払い」という最上級のものに移行するようです。

(あくまで年配のお客様の場合です。

若い経営者様の場合は、感謝の有無に関係なくすべて銀行振込です)

また、受取側にお釣りを用意させるか否か、でも、

お客様の思いには温度差があるように感じます。

受け取り側の手間の問題はさておき、

お客様の感謝の思いの番付としては、

私は、次のように捉えています。

(いやらしい人間ですみません、ほんとに)

  • 「現金払い」+「お釣りなし」

すべての支払い方法の中で、最上級の感謝を感じます(あくまで年配のお客様だけの話)

支払いの東の横綱

  • 「銀行振込」+「振込手数料差引なし」+「最短振込」

振込系の中では、最上級の感謝(浅原は、これが一番ありがたい)

西の横綱

  • 「銀行振込」+「振込手数料差引なし」

お客様の感謝の思いも感じるし、こちらも感謝しています

見ていて安心、実力十分な大関

  • 「現金払い」+「お釣りあり」

ご足労いただく手間と感謝の言葉に、浅原も平身低頭。

反面、請求書、領収書記入、お釣り用意と、浅原の手間はマックスに(本当に失礼な人間だな)

来場所に昇進期待の関脇

  • 「銀行振込」+「振込手数料差引あり」

こちらの仕事に不満があったかも、と若干不安になる

怖くて番付できず

相手が受け取ることで完成する

感謝の気持ちは、

相手がその思いを受け取ったときに(受け取ってくれたと思えた時に)、

自分の中で完全体になるのでしょう。

自分の経験に照らしても、

他者への感謝の気持ちは、

心の中に抱いている状態と、相手に伝えて受け取ってくれた後では、

形態が変わるように思います。

昇華する、とか、完全体になる、という感じでしょうか。

相手に伝える前は、不完全な状態のままです。

つまり、

感謝の気持ちを示そうとしてくれた人に対しては、

その思いを受け取る方も、重要な役割を負っている、

と私は考えています。

そんな考えで、日々お客様と接していますので、

私の中に手間を減らしたいという思いがあったとしても、

報酬の現金での受け取りは、今後も続けていきます。

ひとりで事務所をやっていると、

仕事の効率化を進めていかなくてはなりませんが、

効率化するところとしないところの線引きに、

その人の個性が出てきます。

私は、

あえて効率化しない部分も必要、

と考えているタイプです。

昨日の仕事

  • 清水区永楽町のお客様に、所得税申告の説明と、今後の展開について雑談

説明の最中に、扶養控除の間違いに気づいて、その日のうちに修正申告。

早生まれのお子様は、収入条件に注意。

  • お年寄りの保護

移動中に、道端で倒れている年配の方に遭遇。そばで小学生がオロオロしながら頑張っている。

近所にいる身内の方が駆けつけて、救急車を呼ぶまで、小学生と共に年配の方を励ます。

  • 空手

年度最後の稽古。今日で稽古を辞めてしまう子どもが数名いる。皆、体つきががっしりしてきた。

またいつでも復帰して、ともに稽古をしたい子どもたちだ。