お疲れ様です。
静岡の税理士、浅原です。
昨日、新規のお客様と、事務所で面談していた時の話です。
入力していただいた会計データの内容確認をしていたのですが、
会話の中に雑談が混じる頻度が次第に増えていき、
最終的にお互い爆笑しながら、面談が終わりました。
サービス提供側としては、
「こんなやり取りで、お金をいただいてもいいのだろうか」と感じましたが、
お客様としては、もっとお金を払いたそうなことをおっしゃっていたので、
「その必要はありませんよ」と辞退しました。
請求額を伝えるときの申し訳ない気持ち
通常の業務(月次データの内容確認や、決算申告作業など)を行い、
お客様に報酬を請求する際に、
私はいつも、少し申し訳ない気持ちを感じています。
通常の業務は、私にとってはほとんど、
時間的な負担と体力的な負担だけでこなせるものです。
一般人にとって、特殊な知識といえる税務や会計に関する情報は、
税理士をしている私にとっては、さほど特殊というわけではありません。
同じ経理作業でも、一般の方が処理するのと、私が処理するのは、
諸々の負担に大きな違いがでてきます。
当然ながら、私の方が、少ない負担でこなせます。
しかしながら、
少ない負担でこなせるから、報酬額も少額でいい、
というわけにはいきません。
正確な処理ができる、という点に、世の中への価値の提供があり、
かつ、それを少ない負担でできるからこそ、
ビジネスとして成立させることが可能となります。
つまり、世の中で成立しているビジネスは、多かれ少なかれ、
「お客様への申し訳ない気持ちを内包している」といえるでしょう。
これは、感謝の気持ちとは、別物です。
当社とお付き合いしてくれて、ありがとう。
仕事を依頼してくれて、ありがとう。
これらの感謝の気持ちは、
「多くの選択肢がある中で、当社を選んでくれたこと」に対するものです。
それに対し、
申し訳ない気持ちは、「値段設定」に対するものです。
お客様との健全な関係とは、
この感謝の気持ちと申し訳ない気持ちが併存して、
バランスがとれている状態を指します。
以前から、私はお客様に対して、
申し訳ないな、という気持ちを抱えていました。
ちゃんと必要な仕事をしているし、
お客様からも感謝してもらっているのに
(お客様から、報酬とは別に、よく食べ物をいただいたり、贈り物をいただいたりしているので)、
なぜ私は、申し訳ない気持ちがずっとあるのかな、と、
時々モヤモヤっとしていました。
でも、今回考えていて、わかりました。
この申し訳ない気持ちがある、という状態が健全なのだ、と。
昨日の仕事
- 葵区瀬名のお客様へ、決算報告で訪問
お客様のパソコンにデータを移動させ、翌期用のセッティングと、新型コロナの補助金申請の打ち合わせ。
「浅原さんから聞いた経理の仕方は、聞いたときはわかるんだけど、少し経つときれいさっぱり忘れちゃうんだよね、アハハ」と、軽く言われ、私も「ですよねー、エヘヘ」と相槌を打つ。
一回の説明で、完全に理解できる人なんてそうそういないので、忘ちゃっても気にしないでいてほしい。
- 清水区北脇のお客様へ、ご依頼資料のお届け
- 新規のお客様と、事務所で面談
肋骨を骨折しているお客様が「早く治したくて、大きく深呼吸するように心がけている」というので、「それじゃいつまでたっても骨がくっつかない。逆効果ですよ」と伝えたら、なぜか爆笑。直後に激痛。つられて私も爆笑。
- 保有物件のリフォームの仕上がり確認
床に穴の開いたところを、きれいに塞いでいただいた。
プロのリペア屋さんの技術には、毎回驚かされる。