「嬉しさ」の裏側にある自分の性格。「誰と」の部分を大切にしていこう。

お疲れ様です。

税理士の浅原です。

先週からのここ数日、嬉しいことが続いています。

仕事が終わって自宅に帰るときに、

「今日もいいことがあったなー」と思って、充実した気分になります。

そういえば、私はどういうことに対して嬉しいと感じるのだろうか、とふと気になったので、

そのあたりの私の心理について、書いてみようと思います。

焼津神社にお参りに行ってきました。
敷地が広くて解放感があるきれいな神社です。

「嬉しいこと」の内容

最近、私の身に起きた嬉しかったことについて、具体的にあげてみます。

  • 賃貸経営でいつもお世話になっている個人事業の業者さんから、法人化の相談を受けた
  • とある税理士が主催するネット営業セミナーに参加して、まだまだ自分のアクションが足りないことを知って、ネット営業の可能性の広がりに気づけた。 また、以前から注目していたその女性税理士と、少しだけど、ネット上で交流ができた。
  • 昔、お世話になったゼネコンの社員さんが、会いに来てくれた
  • 高校時代の友人が、ホームページを見て連絡をくれた
  • 関与先の息子さんが体調を崩していたが、直近の検査数値が良好で、重病ではないことがわかった。 加えて、その息子さんを紫微斗数で鑑定させてもらい、鑑定結果をお伝えしたら「なんとなく安心できたよ」と言ってもらえた
  • 空手の組手稽古の時に、膝蹴りをまともに食らったけど、効かされることなく耐えられた。

嬉しいと感じる要素

上記事例を集約すると、私は、次のような場面で嬉しいと感じるようです。

  • 相手が「信頼している人」であること
  • 相手が、私とのやり取りに価値を感じてくれること
  • 相手と、良好なコミュニケーションがとれたこと
  • 自分自身に、これからも成長の余地があると期待できること
  • 自分自身の成長を、実感できること

その反面、次のような要素は、私の場合は、嬉しさにはつながらないようです。

  • 相手が信頼する人ではないとき

・・・信頼していない人のお役に立てても、嬉しさは感じない。(嬉しさを感じないからと言って、何もしないわけではないですよ。電車やバスで年配の方が立っていれば、席は譲るようにしています)

  • 対価を得られるかどうか

・・・相手が、私の行動に対して感謝の気持ちを持ってくれているなら、売り上げにはつながらなくても、気にならない。

  • 役に立つ手段や行動の内容

・・・税理士業務でなくとも、結果として相手が喜んでくれるならば、サービスの方法や手段の内容は、気にならない。(相手の話を聞いてあげるだけ、とか)

  • 競争や比べっこによる勝ち負けの結果

・・・ネットでの営業活動、という点では、セミナーの税理士には到底かなわないけど、その税理士とレースをしているわけではないので、自分が劣っていても気にならない。(最初から、競争しよう、競争に勝とう、という気がないので、仮に勝ててもきっと嬉しくはない)

古くて立派な社です。裏の方にも続いています。

嬉しさを分析していくと、今後のヒントが見えてくる

書いていて、なるほど、と思いました。

だから、会社員時代はうまくいかなかったのか、と。

私にとっては、「どういう内容の仕事をするか」ということよりも、

「誰と一緒に仕事をするか」ということの方が、よほど重要です。

会社員は、付き合う人を自分で選ぶことができないから、

私のような性格の人間には、その環境(主に人間関係)が耐えられなかったようです。

会社員時代は、常に人間関係に気を遣って、見当違いなことばかり言って空回りしていました。

もっているパワーのほとんどを、「人間関係の調整作業」に吸い取られていたので、

大したことしてないのに、いつもくたびれていました。

逆に、現在、ストレスが少なく仕事ができているのは、

「付き合う人を自分で選べるから」、とうのが大きいです。

なるほどー。

私が今後、ビジネスに取り組んでいくにあたり、利益率や、将来性とかよりも、

「お付き合いする人を自分で選べるかどうか」という点を意識した方が、長続きできそうです。

(とはいえ、税理士を継続していくためにはお金も必要なので、収益性も無視してばかりはいられませんけど)

ここにもあったヤマトタケルの像。
だいたいどこのタマトタケルも、
似たようなデザインなのでしょうかね。

自分を成長させる、という要素も重要

また、信頼する相手がいなかったとしても、

自分自身が成長できた、もしくは成長できそうだ、と感じられる環境があれば、

けっこう頑張れるのかもしれません。

私が税理士開業の直前に勤めていた会社は、静岡市にあるベンチャー企業でしたが、

今振り返っても、かなりアグレッシブな会社でした。

店舗の売買は日常茶飯事、キツめの資金調達やムリ筋の銀行交渉も日常茶飯事、

部署や役職の入れ替わりも日常茶飯事、と、毎日がクライマックスのような会社でした。

正直、人間関係なんてかまっている暇がなかったので、

ただひたすら、目の前のイベントに終われていく日々でした。

社長や部長は、全く前例のないことや、とても私には対応できそうにないことを、

「ちょっとタバコ買ってきて」というような気軽さで私に振ってくるので、

半ばダメもとで、

2日間で事業計画を作り上げたり

〇銀にロックされた5,000万円を解放させたり、

監査法人の財務デューデリと税務調査を同時に対応したりと、

限界突破のチャレンジをさせてもらっていました。

この会社では、

ちょっと前まで「到底無理だろ」と思っていたことが、

いつの間にか「できて当然」になっているという、

価値観や世界観をひっくり返される爽快さを経験できました。

そういった自分の成長を実感できる環境であったことが、

苦手な会社員にもかかわらず、比較的長く勤めることができた要因なのだと思います。

立派な石碑。
細かいところまで、
ちゃんと人の手が入っています。

まとめ

このブログを書いていて、やっぱり私は、ひとりでやっているのが合っている、

そして、私がこの先お付き合いできる人は、そう多くはないな、と思いました。

いまお付き合いしているお客様や、賃貸経営の職人さん、業者さんは、

皆いい人たちばかりで、全幅の信頼を置いています。

できることなら、お互いに、どちらかが引退するまでお付き合いしたいと思っています。

私にとっては、税理士の仕事が、

世の中に対してまともに提供できる唯一のサービスですし、

自分ひとりで完結できる、という点で、

チームワークが苦手な私にとって、ようやく見つかった本腰を入れて取り組める仕事です。

今年もまた、忙しい時期に突入していくことになりますけど、

できるだけバタバタしないで、

しっかりとお客様のお役に立てるように、仕事をしていこうと思います。