お疲れ様です。
静岡市の税理士、浅原慎一郎です。
趣味で、占い鑑定をしています。
紫微斗数という鑑定方法を使っています。
新年にちなんで、占いついて書いてみようと思います。
昨晩のNHKの教育テレビで、
日本人と占いの関わり方について番組が組まれていました。
興味がわいて番組を見ていましたが、
人や時代によって、占いへの向き合い方が違う、という点が面白かったです。
大きく分けると、
「占いの結果に従うタイプ」と、
「占いの結果を利用するタイプ」とに分かれるようでした。
私自身は、占いの結果を利用するタイプだと思っています。

「当たる」とき、「当たらない」とき
私が使っている紫微斗数という鑑定手法は、
巷では的中率が高い、と言われています。
世間にある占いのうち大半は、
「生まれ年」「生まれ月」「生まれ日」の3要素で判断するか、
これに「氏名」や「手相」、「引いたカードの内容」や「出た目」を加えて判断されますが、
紫微斗数では、前述の3要素に「生まれた時間」を加えます。
さらに、生まれた地域による標準時との時差も考慮します。
その結果(かどうかはわかりませんが)、
私のように霊感ゼロの人間でも、鑑定結果が、
その人のまだ語っていない心配事やトラブルについて言い当てていた、ということが起きます。
以前、お客様である社長の奥様からのご依頼で、
お子さまのことで、鑑定させていただいたときのことです。
私は、お会いしたこともないお子様ですが、命盤を作成してみると
「家庭状況に難あり、特にご夫婦関係が破綻するかも」という象意が見えたので、
そのことをお伝えすると、まさにその状況にある、ということでした。
さらに、命盤を読み込んでいくと、
そのお子さまは、現世では、
「多くの人たちと触れ合って、豊かな人間関係に恵まれた人生を歩みたい」
という希望を持って生まれてきて、その途中で、
結婚生活によりしばしの間、行動が制限されて不自由な生活を送りますが、
その不自由な期間を経たことで、さらに自由に行動できることの価値を実感して、
お子様が自立した後、また楽しく活動できるようになる、
というストーリーを読み取ることができました。
そのことを奥様にお伝えすると、
「うちの子にとって、結婚生活は試練の時ですね」と言われ、
なんとなく今の状況が腑に落ちたような感じでした。
しかし、何でもかんでも的中する、ということでもありません。
先日、とある取引先の男性を鑑定させていただいたときに、
作成した命盤に「健康面に難あり」という象意が見えたので、ご本人に聞いてみたら、
「30数年生きてきて、その間ずっと健康です」と言われました。
「そうですか、それは何よりです」で、その時の会話は終わってしまいましたが、
私はその時の鑑定結果は、的中しなかった、のではなく、
「私が正しく命盤の象意を読み取れなかった」ということだと解釈しています。
その取引先の男性には申し訳ありませんでしたが、そのように考えた方が、
自分自身の鑑定技術の向上につながりますし、
費やした時間は無駄にはなりません。

「利用してこそ」の占い
私自身は、この紫微斗数という鑑定手法を信頼しています。
当たるときもあるし、当たらないときもある、というのは、前述したとおりですが、
見たことも存在すら知らない人の問題点を言い当てたり、
長い付き合いのある人でも、私が知らなかった部分について、鑑定で指摘したことが当たっていた、
ということが起こる時点で、
やはりこの鑑定手法は、信頼に値するものだ、と感じています。
ただ、この紫微斗数をはじめ、占い全般に関して思うのは、
当たる当たらないは占いの本質ではない、ということです。
鑑定していて、「大凶」が出ることがあります。
その分野、もしくはその年は、
何をしてもうまくはいかないであろう、トラブル続きであろう、という時があります。
ただ、それを本人に伝えたところで、
「そんなこと言われたって困るよ、聞かなきゃよかったよ」で終わってしまいます。
もともと、私は占い好きで、いままでいろいろな鑑定をしてもらってきましたが、
鑑定結果だけ伝えられて「残念だけど、辞めた方がいい」と言われるたびに、
がっかりしてきました。
自分自身の鑑定をしてみてわかるのですが、
確かに私の運勢は、生涯通じてトラブル続きの象意が出ています。
実際、40半ばまで生きてきて、その通りだなと思います。
では、この先の人生も、鑑定結果の通りに進んでいくとするなら、どうでしょうか。
そうだとするなら、私は、もうやめたくなります。降りたいです。
しかし、そう簡単に、人生を降りるわけにはいかない。
高齢になった両親もいますし、妻やまだ小さい子どももいます。
降りられないし、それに、そもそも降りたくない。
そこで、どうするかというと、
占いを利用します。
紫微斗数では、その人の思考パターンや行動傾向を読み取ることができます。
そして、そこから派生するトラブルの深刻さや発生するタイミングを察知することができます。
私の場合は、鑑定結果により、自分自身に次のような傾向があるので、
それぞれ対策をしています。
- こだわりが強いくせに、人の目が気になる性格・・・事務所の規模を縮小して、ひとりで事務所経営
- 仕事人間・・・制限がなければずーっと仕事をしてしまうので、自宅と事務所を別にした
- たびたび同僚や取引先とトラブルになる・・・従業員は雇わない。初対面のときに違和感を覚えた方とは、深くは付き合わない
- 将来の健康面に不安あり(いまは元気でも)・・・日々の食生活に気を付ける。外食はしない。空手と筋トレで体を鍛える
- 55~64歳で死ぬかも・・・50代、60代を無事に切り抜けられるよう、気になることは40代のうちに対処しておく
幸い、会社員をしていたときや、従業員を雇っていたときに比べて、
かなりストレスは少なくなりました。
ストレスの大小は、健康維持のうえで、非常に重要です。
将来、予想されるトラブルにも、対策しています。
去年買った車は、自動ブレーキ付きの車を選びました。(10年も乗るかどうかわかりませんが)
また、対策の結果、事業規模も縮小していますので、収入も減っていますが、
私にとっては収入の多寡よりも、
この仕事を長く続けて、ご縁のあった方たちと信頼を積み重ねていくことの方が重要です。
それを可能にする環境を整えるために、占いを利用しています。

吉凶判断よりも、メッセージの方が気になります
まとめ
昨年から、占いをビジネス面で出し始めたことにより、
お客様とコミュニケーションチャンネルが増えました。
意外と、占い好きなお客様って多かったんだな、という感じです。
単純に、占いは楽しいです。
そして、シリアスです。
占いは、結果に振り回されるのではなく、
ご自身の行動や考えを見直すきっかけとして、活用していただきたいと思います。