お疲れ様です。
税理士の浅原です。
40歳を過ぎてから新しく始めたこと、のもうひとつに、「ホームページ作り」があります。
昨年の6月から作成に着手して、今日もぼちぼち、更新しています。
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それまで、作ってみたいな、と思ってはいたものの、作り方が分からない。
正直なところ、私はパソコン操作が苦手です。
それでも、「外注」という発想はありませんでした。
経済的なリターンがすぐには見込まれないものや、全体像がつかめないまま手探りで始める事柄には、財布のヒモが硬くなる性格です。
そもそも自前でホームページつくるのが可能かどうか?というところから調べることにしました。
その時のことを書いてみようと思います。
用語がさっぱりわからない
まずは、グーグル検索から取り掛かりました。
しかし、グーグルで調べても、出てくる用語が、そもそもわからない。
わからない用語を調べると、さらにわからない用語が出てくる。
「ドメイン」ってなに?買えるの?
「ワードプレス」って、マイクロソフトのwordが入っていれば使えるよね?
何で俺自身の「テーマ」に、有料と無料があるの?わけわかんね。
素人を拒絶するような、イメージの湧かない用語たちと、
手で触ることができない仮想空間でのシステム構築、というのは、
私のようなもの分かりの悪い人間には、非常にとっつきにくいものでした。
もう、しんどい。
脳が嫌がっている。
何度も、挫折しかけました。
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それでも、投げ出すことなく、しがみついていられたのは、
たまたまその時、仕事が平常通りで、時間の余裕があったこと、と
未経験の物事に取り掛かるときは、とにかく大変で苦労が多い、ということを、
これまでの経験により、あらかじめ知っていたからだと思います。
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ホームページ作りは、とにかく、落ち着いて根気よく取り組むことを意識していました。
わからないのは当たり前。
時間がかかるのは当たり前。
用語が、何を指しているのか調べて、さらに、用語と用語の関連性を調べて、わかったところまで進めてみて、さらにまた新しい用語を調べて・・・、という感じで、2カ月ほどは、ずっと調べることだけしていました。
知識量が一定のボリュームに達すると、急に理解が進むようになってくる
しばらくすると、急にホームページ制作の全体像が、見えてくるようになりました。
まず、レンタルサーバーを借りて、独自ドメインを取得して、ワードプレスをインストールして、さらにワードプレステーマをインストールして、固定ページの記事を一つずつ書いて・・・
ひとつ一つの動作が、何を意味していて、何をすれば実現できるのか、ということが、具体的にわかる瞬間がありました。
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そういえば、かつて同じような経験をしたことがあります。
税理士試験の受験生の当時、受験科目の中で一番ボリュームのあった法人税法の話です。
1回目の受験のときは、一生懸命勉強したものの全然できなくて、「俺には合格点に達するなんて、とてもじゃないけど一生無理だな」と思っていました。
その後、さらにもう1年間勉強して、2回目の受験の際は、不思議と「これなら勝負できるかも」という手ごたえを感じられるようになっていました。(実際に合格できたのは6回目の受験のときでしたけど)
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知識のボリュームが絶対的に少ないときは、物事の全体像が見えません。
それはつまり、いま向き合っている課題の中で、自分が今いる位置や、次に向かうべきポイントが把握できていない、ということになります。
その結果、「成果が出ない」「手ごたえが感じられない」ということにつながり、がんばる意義を見出せなくなり、途中で諦めてしまう人が多いのだと思います。
その半面、知識のボリュームが増えて、それぞれの用語や論点との関連性がわかってくると、そこからは急に理解が進むようになります。
そこまで我慢できればいいのですが、いつ、そのポイントに到達できるかは、渦中の当人には、なかなかわかりません。
それが本当に難しいところです。
成長曲線とはかくなるものかと、受験生当時、感じたものでした。
手作り感満載だけど、一応できた
いまご覧いただいているホームページは、完全に私が一から作成したものです。
当然ながら、その道のプロが作成したものに比べれば、いろいろな点で見劣りしますが、私は、十分満足しています。
こんなパソコン音痴の私にも、ひとまずこの程度のホームページなら作れるのだ、ということは大きな自信になりました。
苦手分野の未知なるテーマも、じっくり取り組めばモノにできる可能性がある、ということを実体験から感じられたのは、とても有意義でした。
ホームページのガワは、これで十分なので、これからは中身の研鑽に精進したいと思います。