【静岡・台風15号関連】断水直後に用意しておきたかったもの

お疲れ様です。

税理士の浅原です。

台風被害による断水生活を送るなかで、「これがあればよかったのに!」と思う場面が、何度かありました。

今後の備えの参考に、それらについて書いてみようと思います。

「自転車」

給水所に水をもらいに行くときに、「自転車があればなー」と思う場面がありました。

断水の直後から断水状況に慣れてくるまでの間、給水所には長い行列ができます。

とにかく水をもらえる場所には、人が集まります。

そうしますと、静岡のような地方では、人々の移動は車がメインなので、すぐに駐車場が車であふれてしまい、駐車スペースがなくなってしまうんですね。

SNSの投稿では、ある給水所に水をもらいに車で来た方が、道路に駐車して水をもらいに行っている間に、駐車違反の切符を切られた、という情報もありました。(それはそれで、本当ならひどい話ですけど)

人々が殺到する場所に行くには、地方では車よりも、自転車の方が現実的と言えます。

そんなわけで、自転車が1台あれば、災害時には安心です。

「複数の」ポリタンク

給水所に水を汲みに行ってから気付いたのですが、汲んできた水(一つ当たり30リットルくらい)は、すぐには使い終わりません。

そのお宅の消費スピードに合わせて、少しずつ減っていきます。

そうしますと、汲んできた水がまだポリタンクに残っている間は、次の水を汲みに行けない、ということになります。

それと同時に、次に水を汲みに行けるとき、というのは、ポリタンクに水がないことになりますので、その瞬間は、完全な無水状態になってしまいます。

給水所に行けば、水はもらえるといっても、断水状態ですから、ちょっと焦りますよね。

できたら20リットルくらいの水は、常時手元に置いておきたいところです。

それに、給水所では、たびたび水切れを起こして、別の給水所を案内されましたし、夜間は給水していませんでした。

そういう点から、ポリタンクは、「使用中のもの」と「ストック用」と、複数必要です。

せめて、2つは用意しておきたいです。

「湿布薬」

断水期間中は、1日に何度も、水を持ち上げては下ろします。

ひとつ30キロくらいある水を、何度も、です。

その作業は、かなり腰に負担が掛かります。

断水3日目から、わたしの腰は悲鳴を上げていました。

腰の負担を減らすために、ひとつの容器に入れる水の量を減らしましたが、それでも水の運搬は休めません。

断水中ですから、お風呂にも入れずに、腰の疲労を和らげる場面もありませんでした。

そんなわけで、湿布薬は多めにあった方がいいでしょう。

「腰に負担がかかる」、そして「休めない」というのが、断水時の水の運搬作業です。

「痔のくすり」

湿布薬とは別の側面から、わたしには痔のくすりが必要でした。

もともと、お尻の持病があるわけではありません。

ただ、日ごろからウォシュレットの水洗浄に慣れたわたしのお尻は、紙でふき取るという摩擦にとても弱く、断水でウォシュレットが使えなくなった次の日、すぐに炎上しました。

お尻がヒリヒリして、常に燃えているような感覚です。

その状態での排便は、まことに強烈でした。(正確には、排便後のふき取りですね)

例えるなら、紙で拭いているにも関わらず、ノコギリで拭いている、と感じるくらいです。

拭けば拭くほど悪化する痛み。

「もうやだ、拭かない」、という手もあったのですが、手洗いで洗濯をするしかない妻の身になると、そういうわけにもいかないと思い、歯を食いしばって、お尻を拭きました。

断水と同時に痔のくすりが売り切れる、ということはないと思いますが、ウォシュレットに慣れた方は、断水と同時に痔のくすりを買いに行く、というくらいの心構えでいた方がよいと思います。

「野菜ジュース」

断水中は、調理ができません。

それゆえに、レトルト食品や冷凍食品が主な食事になるのですが、その状態が長く続くと、栄養の偏りが気になります。

特にわたしは、ビタミン不足が気になりました。

素人目から見ても、野菜の摂取が極端に減るからです。

そのビタミン不足を補うための野菜ジュースですね。

野菜ジュースは、ペットボトルのパッケージであれば常温保存ができますし、缶で売られているものなら、長期間の保存も可能です。

断水に限らず、災害時の栄養補給として、野菜ジュースをストックしておくことをお薦めします。

まとめ

自転車は、買いに行くにも選ぶにも時間がかかりますし、ポリタンクは、必要なときには売り切れで手に入らない、という状況でした。

そのほかのものは、必要になってから買いに行く、でも間に合うと思いますが、腰の負担は一時、ヤバかったです。

今考えると、ウォシュレットは、ペットボトルを利用した手製のものを作ってみても良かったように思います。(排水をどこでやるかが問題ですけど。トイレ?屋外?庭?)

今後の備えの参考になれば、幸いです。

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