独立してから、会話が激減した

お疲れ様です。

税理士の浅原です。

ひとりで個人事業をしていると、当然ながら一人でいることが多く、おしゃべりをする相手はいません。

会社員をやっていた時と比べて、かなり会話が少なくなりました。

私自身は、ひとりでいることが全く苦にならない性格なのですが、あまりにしゃべらなさ過ぎて、あごの肉がたるんできました。

普段から、しゃべらない、会話が少ない、という働き方をしていることについて、私の考えを書いてみようと思います。

釣れない理由を考える筆者。
暑くなってから、さっぱり釣れなくなりました。

会話がない、というのは問題なのか

一般的な会社員生活を営んでいる人は、たぶんですが、一日に何十回も他者と会話をしていると思います。

私も、会社員をしていた時には、一日に多くの会話をしてきました。

管理職をやっていたときは、「会話が仕事」というような状況にもなりました。

周りに誰かいれば、会話するのは、ごく自然なことです。

そういう点からすると、今の私は、あまり自然な状態ではないのかもしれません。

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事務所に籠って仕事をするときは、電話以外の会話はありません。

電話を受けることもそれほどないですし、こちらからかける電話はさらに少なくなります。

自宅に帰って、妻と二言三言会話して終わり、という日もザラにあります。

そんな生活を10年もしていると、そりゃ喉やアゴの筋肉も弛んでくるわ、と思います。

ただ、会社員をしている時や、うちの事務所に従業員がいた時は、確かに会話は多いものの、

ストレスフルな会話も多くなります。

というか、その当時の私にとって、会話というのはストレスフルなものでした。

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まず、仕事時間内では、当然ながら、私は仕事をしています。

会話は、その仕事を遮ってきます。

仕方がないのはわかっているものの、私のように、一気に入り込んで仕事をしていくタイプの人間には、

思考を遮られたり、作業の手を止められるのは、かなりのストレスです。

さらに、その会話の内容が、今じゃなくてもいいものだとか、薄い内容のものだったりすると、

対応しているうちに、ドッと疲れが出てきてしまいます。

結局、スタッフの質問や相談の対応をしているうちに、一日が終わってしまって、

今日は俺の仕事は進まなかったな、という日も多かったです。

私にとっては、スタッフとの会話は、「数も時間も減らしたい」、というものでした。

楽しい会話も、もちろんありましたけど、立場的には、職場を引き締める役割を負っていたので、

向き合い方が難しかったです。

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いま私は、会話が極端に少ない日々を送っていますが、

過去と比較して、ストレスもだいぶ減っていると感じます。

少なくとも、かつてのように、スタッフに囲まれて仕事をしたい、という希望はありません。

精神面より、体の機能面が心配

会話が少なくなることで、精神面の不安定さよりも(私の場合は安定していますが)、

喉やアゴや舌の機能、そして、会話をつかさどる脳の機能の方が、心配です。

特に、舌は、弱ってきているのを感じます。

たまに、「た行」の言葉が「ら行」になってしまうことがあって、

「いまベロが動いていなかったな」というときが、ここ数年、増えてきたように思います。

医療に関しては全くの素人ですが、口周りの機能は、「食べる」という重要な作業を担っている箇所なので、

ここが弱っていることに、危機感を感じています。

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口周りの機能を維持していくために、今私がやっていることは、次のようなことです。

  • 職場で独り言をいう(よっしゃーとか、ヒュイゴーとか)
  • 職場で歌う(おもに昭和歌謡)
  • 妻や子どもに話しかけるときに、大きな声で話しかける
  • 子どもに論争を仕掛ける(妻には仕掛けない)
  • 子どもと歌う

意識して、口周りの筋肉を動かすようにしています。

普段会話がないので、お客様との面談を大事にしている

普段の会話が少ないことのメリットとして、もうひとつ、

「数少ない会話を大事にするようになった」というのがあります。

日々、スタッフの質問に追われて、人と会話をすることに疲れていると、

社長やお客様と面談する際にも、そういうのが顔に出てしまうのではないか、と思うのですが、

その点私は、普段会話をしていないので、

お客様と会話する際には、けっこうハツラツとして、会話できていると思います。

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お客様との会話は、仕事の成果や分析結果を報告する重要な接点ですが、

同時に私にとっては、数少ない「他者とのコミュニケーション」が取れるときです。

表層意識では、わかりやすく伝えよう、核心部分に気づいてもらおう、と思って会話していますけど、

深層意識では、けっこう楽しんで会話をしているのかもしれません。

そういえば、以前、面談していた社長の奥様に、

「浅原さん、説明するとき楽しそうね」と言われたことがあります。

まとめ

口周りの機能さえ、ちゃんと維持できていれば、私は会話の少ない今の働き方の方がいいと感じます。

無駄話も時にはいいのですが、なくてもいい会話で自分の時間が奪われていくような働き方には、

もう戻りたくないなと思いました。

以上、会話が少ない、ということについて、思ったことを書いてみました。