お疲れ様です。
税理士の浅原です。
私が関与しているお客様で、伊豆の国市で苺を作っている農家さんがいます。
去年までは、私が書類を預かって、会計ソフトにデータ入力していましたが、今年からは、農家さんご自身でデータ入力をしてもらい、入力内容の確認と決算申告の部分を、私の方で対応することにさせてもらいました。
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私は現在、会計データと決算書の作成に「弥生会計」、申告書の作成にNTTデータの「達人シリーズ」を使っています。
今回、農家さんにデータ入力をしてもらうにあたって、会計ソフトを、弥生会計を使ってもらうか、もしくはクラウド会計にしてみるか、悩んでいます。
けっこう長いこと悩んでいて、なかなか結論が出ないので、一度整理してみようと思います。

距離が離れている
去年までは、農家さんとは半年に1回お会いして、資料の受取りや苺の成り具合などをお聞きして、決算に向けて必要な準備をするようにしていました。
それらが、今後、農家さんの方でデータ入力ができるようになれば、資料の受け渡しが不要になりますし、経営状況のヒアリングは、電話でできることになります。
しかし、新たに発生する作業として、「会計ソフトの操作方法のレクチャー」と「会計データの確認」の2つがあります。
操作方法のレクチャーに関しては、弥生会計なら問題ないのですが、それ以外のソフトとなると、さてさてどうかな、という感じです。
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私自身が引き続き入力作業をするのなら、初めての会計ソフトでも何とかできると思うのですが、私も初めて・・、農家さんも初めて・・、というソフトだと、ちゃんとした操作のレクチャーができるかどうか。
まあ、普通に考えれば、できないですね。
やはり、「遠く離れた地」にいる「入力作業が初めての人」に対しては、税理士がよく知っている会計ソフトを使って作業をしてもらわないと、あとでうまくいかなくなる可能性が高い、と考えます。
お客様にクラウド会計を導入するには、ちょうどいい機会かな、と思っていましたが、今回の農家さんでは少々難しそうです。
それでも、クラウド会計やってみよう
しかし、クラウド会計の構造からいって、本来なら、「データ入力する人」と「データを確認する人」は、距離が離れていても問題ないはずです。
クラウドシステムによって、距離の問題が解消されるならは、ビジネスにはぜひ取り入れたいと感じます。
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今回、クラウド会計を導入できないその原因は、税理士にあり、と考えるべきでしょうね。
私が、「free」とか「MFクラウド」とかの操作に慣れていれば、農家さんのところに行って、パソコン上でちょいちょいとセッティングして、「わかんないことがあったら連絡ちょうだい」で済む話です。
やはり、お客様に先んじて、私自身がクラウド会計に慣れておく必要がある、と思います。
よし、いい機会だから、やってみよう。
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常に新しいものに触れておく、という姿勢は、ひとりで税理士をやっていくならば、大事にした方がいいかもしれませんね。
既存のシステムの中にずっといたら、勉強しなくていいから楽ですけど、せっかく一人で判断して好きに動ける身ですから、気になるものには手を出してみようと思います。
まあ、今さらクラウドに、新しいもクソもないですけど。